デイトレードは現代的な取引手法
今回のブログ記事では、FXのデイトレード必勝法について書いていきたいと思う。
デイトレードとは読んで字の如し、その日に注文した取引をその日のうちに完了させるトレード手法だ。
これはFXに限らず古くから株などで用いられている手法で、現在はスキャルピングなどと並んで人気の取引手法となっている。
かつては有価証券取引税というものが存在したため、短期間に何度も取引するような取引手法は極めて不利であった。
だがしかし、金融ビッグバンなどの影響を受け1999年に有価証券取引税法が撤廃となった。またインターネットも普及し、今では自宅にいながらでも瞬時に注文や決済が行えるようになり加速度的に売買がされるようになった。
まさしくデイトレードとは現代的な取引手法の一つであるといえよう。
そのデイトレードを極め必勝法とすることができるか。今回はこれをテーマにしていきたいと思う。
どんなメリットがあるのか?
デイトレードの一番のメリットは何か。
それは他でもなくリスクの低さだといえるだろう。既にトレードをしている現役トレーダーなら誰もが一度は大なり小なり、取引に不安を感じたことがあるではないだろうか。
FXは取引を継続している限り24時間リスクに晒され続けなければならない。
なぜならFXの取引市場は一日中眠らないからだ。株式であれば市場がオープンする時間が明示されている。しかしFXは世界を相手にするため、仮に東京が夜でも海外では朝や昼だったりするというわけだ。
いつどこで暴騰や暴落が起きようともわからないのが為替市場・・・。ポジションを持ち続けることは投資家にとって大変なストレスなのである。
だがデイトレードであれば基本的にその日のうちにポジションを手仕舞いしてしまう。これなら万が一のリスクを気にせず夜もぐっすり眠れる。
ただし残念ながらデイトレードにもいくつかの欠点もある。容易に想像がつくと思うが、デイトレードをするということは相場の値動きを常に監視していなければならない。そのため一刻の予断も許さないのだ。
取引中は常にパソコン画面の前に張り付きチャートと睨めっこ…。急な相場変動があるかもしれないと考えるとおちおちトイレにもいってられない。つまり日中仕事をしているサラリーマンや兼業でトレードを始めるのはまず無理がある。
ではデイトレードはどんな人におすすめなのか。それは専業主婦、大学生、もしくはニートといったところではなかろうか。とにかく自宅にいることが多く且つ時間的にも余裕があり、比較的いつでもパソコンに向かえる状況であればデイトレードに適している。
デイトレードに必勝法はあるのか
そもそもデイトレード自体が必勝法のように広まった取引手法である。
今なら誰でも知っているベーシックな取引手法であるが昔は珍しかった。そんなデイトレードにもいくつか必勝法と呼ばれる取引手法がある。順に紹介していこう。
重要指標発表時で一気に勝ち抜け
まずはファンダメンタルズ分析を用いたデイトレード必勝法だ。
重要な経済指標の発表時といえば何かと相場が大きく動くタイミングだ。とりわけその中でもとくに注目を集めるのが米雇用統計発表時のタイミング・・・。
株式投資では多くの投資家がダウの値動きに注目するように、アメリカの雇用統計は為替相場の動きを予想する重要な材料となる。発表前後の数分から長くて数十分がチャンス。ここで上手く流れを予想し、一気に儲ける。
短時間で一気に稼ぐのがデイトレードの必勝法だ。
テクニカルを使ったデイトレードの必勝法
実はデイトレードはトレンドにもレンジにも対応しやすいといわれている。
レンジ相場ではレジサポラインを使う。底値で買って高値で売る、高値売って底値で買う。この繰り返しだ。
つまりレンジ相場が続く限りにおいてはひたすらドテン買いとドテン売りを交互に行うだけでよいのだ。
裁量が苦手な人にはシステムトレードがおすすめ
裁量トレードが苦手な人も多いと思うが、FXには自動でデイトレードを行ってくれるシステムトレード(通称EA)もある。
これなら自分のトレードに自信がなくても、システムに任せればいい。もし利益が出なかったら。
たしかにシステムトレードを使えば必ず利益があがるというものではない。(当たり前だがそんなものがあればみんなとっくにやっている。)
EAには多くの種類がそんざいするため、その時の相場によってハマりやすいのものがある。中にはバックテスト(EAのロジックと過去のデータを比較し、テストする)機能が搭載されているものも多い。興味があればお試しいただきたい。
デイトレードはリスクマネジメントしやすい投資手法だ。
だがやはり他の投資手法よりも放置しておくことができないため、それだけエネルギを使う投資手法でもある。
結局どの必勝法も一長一短あり、すべてにおいて優れているトレード手法などなかなかない。
それでは今回は明治時代の実業家、安田善次郎(やすだぜんじろう)の格言で締めたいと思う。
易きを好み、難きを避けるは人の常である。勤倹は美徳であるが、その実行はすこぶる至難の業である。意志の強さ、すなわち克己心の養成を最も肝要とする。
-安田善次郎-